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あれは確か5年前の初冬・・・
シーバスのシーズンも終わりを告げようかとしていた夜の出来事であった。その日は今宵の如くシトシトと小雨が降っていたのだが、管理人は仲間を出し抜いてやろうと思い一人でいつもの河口に向うことにした。


福岡の都心部を流れるこの川で10ftクラスの竿を持って歩くだけでも相当な勇気を必要とする。しかし、管理人を含めた足しげに毎晩この川に通う釣りバカ仲間はそんな事はお構いナシであった。仕事が終わってメシ喰って風呂に入り出動する。午後8時~9時の間に現地に到着し、サラリーマンやOLが行き交う中・・・午前2時くらいまで竿を振り続ける。この時期ならではの生活スタイルとなりつつあった。

いつもの場所に到着するも流石に小雨であった為か先行者は居なかった。上げのタイミングまでには少し時間があったので最河口部をチェックしに行った。30分くらい経ったであろうか・・再度元の場所へ戻ってみたが未だに仲間達は来てなかった。管理人は余裕をカマシて一本下の橋にて釣りを始めることにした。

一本下の橋の近くに車を停めてレインスーツに着替えようとしていた。ふと・・橋の方に目を移すと・・・橋の中央に一人の女性が傘も差さずに立っている。歳は26~28くらい皮のハーフコートにロングスカート靴は・・・。その光景に不自然さを抱いた管理人は暫らく様子を伺うことにした。すると・・・今度はハンドバッグから何かを取り出した。
そして彼女は化粧を始めたのである!!


ヤバ~!!!


クリスマスを前にして・・・小雨が振る中・・一人の女性が傘も持たずに橋の中央で川面を見つつ化粧をしている。

『自殺』と推測するには充分過ぎるほどの不自然な行動ではないだろうか!?

管理人はその女性が川へ身を投げる前に何としてでもその行為を阻止しようと思った!
そして管理人は少しの時間考えてある行動に出たのである!
持ち合わせていた傘を差してその女性に近付き・・・ス~っと彼女の背後から傘の中に入れてやり・・・

「良かったら使って下さい」と一言!

突然の事で、その女性は一瞬傘を見上げ・・そして管理人の方を見る。

決まった!・・・かも知れない♪

傷心した彼女の心の隙間までも埋めてしまったかも知れない♪
もう今日はシーバスなんて釣ってる暇はなさそうだ!(フフフッ)

・・・と思ってたら


「いえ!・・・結構です」と言い残して足早に去って行った。。。



管理人は諦めて釣りを再開することにした。(←何を諦めて?)

暫らくキャスティングに没頭していたら、先程の女性がウロウロと歩いているのに気が付いた!どこに行くワケでもなさそうに行ったり来たりしているのである。依然・・傘も差さずに・・・。


ま~ぢで・・・ヤバい!!!

お人好しの管理人は再度声を掛けてみた!


「誰かと待ち合わせでも?・・傘も差さないんじゃ風邪引きますよ!」

後から思うに・・・傷心しての自殺志願者であったのならば・・?
これほどヒドい言葉使いはないだろうと深く反省させられるものであった。

その女性は・・これまた足早にその場から姿を消してしまった。




三度・・キャスティングに没頭する管理人であった。
小潮の上げ三分くらいだった為、賑やかな街に背を向け下流側にキャストを繰り返していた。街灯が照らしているその先は何とも薄気味悪い漆黒の闇である。その橋を行き交う人もまばらになってきた時であった!

「こんちくしょ~~~!」

ガシャン!!

「◇○※☆▽#ё∑ξ~~~!」


その叫び声は突然に聞こえてきたのである。

その瞬間、管理人は喧嘩かな?と思った!

次の瞬間・・・


ザブ~ン!!


え゛っ?・・・・

今・・確かに・・何かが水面を割ったような音が・・き・こ・え・た!?・・・ような気もする。。。


少し間をおいて・・・その水面を割った生命体は川の中心へと泳いでいる!



鳥?・・・ではなさそうだな!?



犬?・・・かも知れない!?



それにしちゃ~・・・・デカいような気も!?


川の中心まで辿り着いたその生命体は暫らくしてオトナシクなった。

いくら犬でもこんな寒い日によく水浴びなんか出来るな!?・・・しかも夜に・・・


後から思えば・・管理人はその時既に 現実逃避 に陥っていたのである!


管理人は暫し息を呑んでその方向を見つめていた。
街灯が照らす水面の数十メートル先の漆黒の闇を・・・。


時間にして5分くらいか・・・

いつもの静けさを取り戻した川面に少し安心していた。


そして・・・キャストを再開しようとした時・・・

何かがコチラに流れてくるのを発見した!!

小潮の上げ三分とはいえ結構な速さでコチラに流れてくる!

管理人は街灯の明かりでその物体をハッキリと確認する事が出来た!


マ・・・マヂ?・・∑( ̄□ ̄;)

頭を先頭にして仰向けとなった女性が潮の流れと共に遡上して行く!

橋の下を通過して尚も流れて行く・・・

管理人はもう一度確認するがために上流側の橋の欄干で待機する。そして再び確認した!

「お~い!」と声を掛けるが反応ナシ!



し・・死んでいる!?


管理人は一目散にその場を離れようとし車に戻ってエンジンをかける!



しかし、ここで逃げてはマヅイような気もした!

管理人はマッチャキに電話した!

管:「ちょっと・・今・・・見ちゃイケナイものを見てしまった!」

マ:「何をですか?」

管:「いや・・・そのぉ~・・・変なものを・・・」

マ:「え゛?・・・一体何を見たんですか?」

管:「つまり・・・そのぉ~・・・・ドザエモン!」

マ:「マ・マヂですか?・・・今ドコですか?」

管:「例のトコだけど・・・」

マ:「今から行きます!」

管:「今からって・・・今、家に居るんじゃない!?」

マ:「そうですけど・・今から行きます!」

管:「あ・・ゴメン!・・・俺、見なかった事にするけん聞かんかった事にして!?・・・俺もう帰るから!」

マ:「何言い出すんですか?ダメじゃないですか!?・・・とにかく今から家を出ます!帰っちゃダメですからね!!!」



管理人はマッチャキの一言で我に返った!

流れていった女性を探し出すことにしたのである。
エンジンを切って橋に戻ってみるが女性の姿は一つ上の橋に差し掛かっていた!管理人は車で一つ上の橋まで移動した。再びエンジンを切って女性を探しに行こうとした。しかし、何も持たずに探していると発見した際に、現実逃避していた今までの行動が明るみに出た時がマズい!「何故?その時に行動に移せなかったのか?」などと突っ込みを入れられたら全くもって立場が無いであろう!?ヘタすれば変に疑われてしまうんではないかと懸念し竿を片手に捜索する事にした!

=まだまだつづくよん!=
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